Well-being概念・定義
INSIGHT対象: 人事担当者

Well-beingを「楽しさ」と混同すると何が起きるか

Well-being=みんなが楽しく盛り上がっている職場——この等式が置かれると、いくつかが壊れ始めます。この記事は、混同についての考察です。


等式の顔

  • Well-beingの施策が、イベントになります——パーティ、チームビルディング、旅行
  • 基準が「盛り上がったか」になります
  • 広報の写真に、笑顔が並びます——笑顔が数字の代わりになります
  • 誰も喜んでいないチームビルディングが、カレンダーに残ります

あなたの会社では、「楽しさ」の行が、Well-beingの棚に入っていますか。

なぜ、混同が起きるのか

• 楽しさは見える——状態は見えにくく、イベントは写真に撮れます

• 楽しさは計画できる——シフトの構造は直しにくく、パーティはすぐに組めます

• 楽しさは成果に見える——その日の笑顔は、「やった感」を運びます

• 翻訳の癖——Well-beingが「明るい職場」に翻訳されます。明るさは、状態の1面でしかありません。あなたの会社では、どの癖が入っていますか

何が起きるか——4つ

1:静かな人が、外れます

イベントが苦手な人、夜勤の人、子育ての人。「楽しめる人」と「楽しめない人」の線が引かれることもあります——公平の行が、ここで切れます。

2:本当の問題が、隠れます

残業の行、シフトの穴、関係の冷え——イベントの明るさが、上の行を覆います。楽しさが化粧になる形です。

3:2番目の仕事が、生まれます

強制の楽しさは、労働です。企画する人は評価され、参加する人は消耗します——「楽しむ仕事」が、本当の仕事の隣に置かれます。

4:反動が、重くなります

「楽しい職場」のはずの宿から人が去ると、ギャップが大きくなります。言葉と現実の差は、嘘の行として読まれます。

あなたの会社では、4つのどれが起きたことがありますか。

Well-beingは、「良い気分」だけではありません

  • 自分らしくいられる状態——それは、疲れている日、不安な日、「きついです」が言える日を含みます
  • 笑わなければならない職場より、言える職場のほうが、健康な形です
  • 意味、成長、関係、健康——楽しさは、花びらの1枚です。花の全体は、状態です
  • 静かなWell-beingもあります——無駄がなく、集中できて、帰りに今日の仕事に納得がある日。写真は撮れませんが、状態の行です。あなたの職場には、静かな行がありますか

では、イベントはどうするのか

イベントは敵でありません——道具の1つです。問いは2つ。

• 選べますか——参加する・しないが、本人の手にありますか。強制の行は、楽しさの反対を生みます

• 下の構造は、手当てされていますか——イベントの下のシフト、負担、関係が置かれたままなら、明るさは化粧です

確かめの1行——イベントのあと、対話が増えましたか、疲れが増えましたか。

考察——なぜ、証拠を欲しがるのか

楽しさは、他人に見せやすい「証拠」です——経営にも、募集の先にも。

ただ、Well-beingは証拠を要しません——要るのは状態です。証拠を追うと、劇場が作られます。あなたの会社では、何が証拠にされていますか劇場の観客は、働いている人自身です——彼らは、舞台と楽屋の差を、誰よりも知っています。

現場スタッフと交わしたい小さな対話

次のイベントを1つ思い出し、2つの問いを置いてください。

• 参加は、選べますか

• イベントの下の構造は、手当てされていますか

2つが「はい」なら、そのイベントは道具です。「いいえ」なら、劇場の準備です。あなたの会社の次の1行は、今日の2つの問いから決まります。



NEXT READ

WB002Well-beingと福利厚生はどこが違うのか→ WB045福利厚生を増やせばWell-beingは高まるのか→ TM016誰も喜ばないチームビルディング→