Well-beingと身体の状態・どこまで見るか
従業員の身体——会社はどこまで見てよいのでしょうか。健診の行ははっきりしていますが、その先の線は曖昧です。この記事は、身体の境界を置きます。
身体の状態とは
- Well-beingの4つの柱のうち、体の柱の行です
- 見える行——健診のデータ、労働の時間、休みの数
- 見えにくい行——眠りの質、疲れの積もり、食事のリズム
- ストレスと体はつながります——心の荷は、体の行にも出ることがあります
あなたの会社では、体の行のどこまでが見えていますか。
会社が見る行——役割の中
• 健診——実施と、結果のあとの行(精密の検査の勧め)までが会社の役です
• 労働の時間——長い時間の行は、体の行と直に繋がります
• 産業医の線——相談の窓口、面談の形。専門への橋が会社の役です
• 職場の環境——夜勤の形、食事、休憩の部屋
会社が踏み込まない行——プライバシーの線
- 個人の医療の情報——病気の細かい行は、会社が管理するものでありません
- 生活の私的な行——飲みの習慣、家の食事、休みの運動。支援はできますが、介入はしません
- 境界の1行はこれです——見るのは「仕事が体に触れる行」で、「個人の体そのもの」でありません
- 健康の情報の扱い——誰が、どこまで、どう保存するか。秘密の守りは、人事の最初の義務です
あなたの会社の健康の情報は、誰の手の中にありますか。
どこまで見るか——3つの基準
• 仕事に関係しますか——夜勤、長い時間、重い労働。仕事が触れる行を見ます
• 防げますか——構造の変更で防げる職場の行です。防げない個人の不運は、会社の評価の欄でありません
• 同意がありますか——健康のアンケートも、測定の仕組みも、本人の同意があっての行です
3つの基準を通る行だけを見る形が、支援と監視の境です。あなたの会社の支援は、3つの基準を通っていますか。
人事の仕組み——4つ
• 健診の仕組み——受診の率+結果のフォローの行
• 面談の仕組み——長い時間の人への面談、高いストレスの人への面談
• 相談の仕組み——体を話せる場所。外の専門家へのつながりも置きます
• 環境の仕組み——食事、休憩、夜勤の形
やってはいけない行は1つ——健康のデータを、人事の評価に使うこと。差別的な扱いの素材になった日に、健診は「監視の道具」に読まれます。あなたの会社では、4つのどの仕組みがありますか。
2つの会社の健診の物語
典型的な2つの会社を並べます(※現場で実際に見られる対照的なケースの比較です)。
- 1の宿——健診の受診の率は満点でしたが、結果は本部に送られて、終わりでした。精密の検査の要の行が出た人へのフォローが、なかった形です。3年のあと、1人のベテランが長い病気の休みに入りました——遡って読むと、健診のデータには2年続けて、サインの行が出ていました。数は読まれて、人は読まれていなかったのです
- 別の宿——受診の率は9割でしたが、人事は精密の検査の要の人を1人ずつ当たりました——「行きましたか」の問いと、通院のためのシフトの調整です。2人が、早い治療に繋がりました。その宿は、病気の細部は管理せず、「検査に行く」の行だけを支援しました。境界と支援は、両立する形です
差は、健診を数として読んだか、人として読んだかです。あなたの会社の健診のあとは、どちらの読みですか。
宿の身体のリズム——4つの行
• 夜勤のリズム——眠りの崩れの行です。シフトの形で、会社は動かせます
• 立ち仕事——腰と足の行です。疲れにくい床、座る休憩の設計です
• 不規則の食事——胃と腸の行です。まかないの形と時間は、会社が変えられます
• 温度の差——熱い厨房と、冷たい保管庫。服装と隙間の行です
4つの行の共通は、「職場で変えられる」ことです。会社が見る体の行は、ここに集まる形です。あなたの宿の4つの行は、今どうですか。
今日、メモに残しておきたいチェック点
紙に2つの欄を書いてください。
- 「仕事が体に触れる行」——会社が見る欄です
- 「本人のもの」——会社が守るが、踏み込まない欄です
身体の境界は、この1枚から始まります。あなたの会社の2つの欄は、今日の机で分けられます。