チームビルディングの効果はどこで見るか
「あの行事は、効果があったのか」——人事は年に1度、この問いを受けます。チームビルディングの効果は数に出にくいですが、見る場所はあります。この記事は、その場所と読み方を置きます。
なぜ、効果は見えにくいのか
- 時間のずれ——関係の貯金の効きは、数ヶ月あとに、別の場所で出ます。当日の紙には載りません
- 間接の線——効きは行事そのものにでなく、日常のやりとり(申し送りの速さ、頼みやすさ)に出ます
- 交絡の行——同じ季節に、ほかの行も動きます。人員、繁忙、異動。行事だけの効果を切り出すのは難しい形です
あなたの会社の行事の効果は、今どこで読まれていますか。
見る場所——4つ
• 参加率の変わり——任意の参加率が年で上がっているか。「行きたい」の行事かの線です。強制の参加率は、効果に入りません
• 日常のやりとりの線——部署の間の会話、頼みごと、挨拶の広がり。行事のあとに太くなったかを読みます
• 声の線——アンケートの「助けてもらえた」の回答、人間関係の声の減り方です
• 去りと休みの線——行事に参加した新人の定着、チームへの所属の感じ。長い線で、交絡も多い場所です。丁寧に読みます。あなたの会社の読みには、4つのどれがありますか
2つの会社の物語
典型的な2つの会社を並べます(※複数の宿泊施設での実態をもとに再構成した事例です)。
- 1の宿の人事(ホテル)——3年、効果を「当日の満足」で読んでいました——行事のあとの紙の「楽しかったか」です。毎年のように高い数字が出ました(対面で書く紙は、そうなる形です)。ただし、去りは動かず、部署の間の声も変わらないままでした。当日の満足は、花火でした。次の年、読む線を変えました——申し送りの返りの速さと、月の円卓の参加率です。半年のあと、初めて「本当の線」が見えました
- 別の宿の人事(旅館)——行事のあとに、1つだけやっていました——1月あとの追いかけの面談です:「あの日のあと、日常に残ったものはありますか」。答えは少なく、ただし本物でした——「厨房の人と話せるようになった」「繁忙の時に、頼みにくさが減った」。効果は、行事でなく行事のあとで読まれたのです
差は、行事を読んだか、あとを読んだかです。あなたの会社の読みは、どちらを向いていますか。
読み方——3つの注意
- 当日で読まない——当日の満足は、花火と礼貌です。読むなら1月あと、3月あとです
- ペアで読む——数だけでは「なぜ」が見えず、声だけでは偏ります。参加率と面談の声のように、2つの線で組みで読みます
- 効果を約束しない——「行事をやれば去りが減る」は言えません。チームビルディングは、多くの行の中の1本です
人事の使い方——3つ
• 企画の前に、読む線を決める——「半年あと、どこで効果を見るか」を企画の紙に書きます。読みの線のない企画は、思い出づくりで終わることがあります
• 行事のあとに、小さな読みを置く——1月あとの5問の紙か、3つの面談です。大きな調査は要りません
• 季節の変わりで読む——繁忙前のケアと繁忙後のケアでは、読む線が違います。季節の節目に、行事の位置を置きます。あなたの会社の使い方は、次の1手が何ですか
現場の負担を減らす最初の1手
この前の行事の「半年あとに読める3つの線」を、1枚に書いてください。
- 参加率か、やりとりの行か、声の行か
- 読む線のない行事は、効果の有無が長期にわたって分かりません
あなたの会社の3つの線は、今日書けますか。