チーム力をどう測るのか
「うちのチーム力は高い・低い」——何で言いますか。印象ですか、成績ですか。チーム力は測りにくい物ですが、読むことはできます。この記事は、何を測り、何を測らないかを整理します。
なぜ、測りにくいのか——3つの理由
- チーム力は個人の合計でない——強い個人の集まりに弱いチームがあり、普通の個人の集まりに強いチームがあります
- 成績には外の要素が混ざる——稼働率は天気と市況でも動きます。成績だけでは、チーム力は読めません
- 見えるのは表面だけ——助け合い、かばい合い、言い出し——チーム力の実体は、会計の紙に載りません
3つの理由は、「測れない」でなく「測る物の選びが難しい」の話です。あなたの会社は、今、何でチーム力を読んでいますか。
測る3つの物——比較
• 流れの指標——情報の速さ(悪い知らせが上に届く日数)、申し送りの漏れ、やり直しの数。流れには、チーム力が出ます
• 声の指標——調査の返答率、提案の数、報告の数。声の出るチームは、直せるチームです
• 人の指標——去りの率(チーム別)、研修の修了、代打の人数。人は、チーム力の最も遅れて出る指標です
3つの指標は、チーム別に並べて初めて働きます。比較のずれが、サインになります。あなたの会社は、3つのうちいくつを持っていますか。
測らない3つの物
- 残業の数——仕事の量を読めても、チーム力を読めません
- 行事の参加数——参加は、1体感の印とは限りません。強制の参加は、逆のサインです
- 印象の点数——「元気そう」は根を読まないことがあります。印象は、3つのレンズのどれとも重なりません
測らない物の列は、測る物の列と同じ長さです。何を測らないかが、測る物の質を守ります。あなたの会社の指標に、「測らない」の物が混ざっていませんか。
2人の人事の物語
典型的な2人を並べます(※宿泊現場の実情を踏まえたケーススタディです)。
- 1の会社の人事——チーム力を「提案の数」で測りました。1のチームは4半期に4十件、他方は3件でした。人事は前者を表彰し、後方に「活発に」を促しました。3ヶ月のあと、後方のチームの提案は2十5件に増えました——ただし、内容は全部、小さな物でした(茶の棚の改善など)。人事は気づきました——測ったのは力でなく、「言いやすい物の数」でした。指標を変えました——提案の数でなく、採用されて動いた提案の数です。小さな提案は減り、難しい行の提案が出始めました。測りは行を変えます——測った物が、行われる物になります
- 別の会社の人事——チーム力を測らず、「速さ」を測りました——悪い知らせが支配人に届く日数、新人が1人で質問できるまでの日数、申し送りの漏れが直る日数。3つの速さは、全部「日数」でした。1のチームだけ3つの速さが遅く——調べると、情報の抱え込みが1人の静かなベテランにありました。測りは「力の問題」でなく「流れの問題」を見つけました。流れを直すと、3つの速さは揃って縮みました
差は、印象を測ったか、流れを測ったかです。あなたの会社の指標は、何を測っていますか。
自館で確認しておきたい4つのポイント
- 自分の会社は、今、何でチーム力を読んでいますか
- 3つの速さ——悪い知らせ、新人の質問、漏れの直し——を日数で答えられますか
- 自分の指標は「力」を測っていますか、「演技」を測っていますか
- チーム別の比較は、ありますか
今週から現場で試せるアプローチ
3つの速さを、日数で答えて、カードに書いてください。
- 悪い知らせは何日で上に届くか。新人は何日で1人で質問できるか。漏れは何日で直るか
- 答えられない速さが、測りの始める場所です
あなたの3つの日数は、いくつですか。