Well-beingをどう測るのか・代表的な考え方
「Well-beingは測れますか」——人事がこの問いを受けた日、答え方には3つの代表的な道があります。ただし、測り方の選び方が、そのあとに起きることまで決めます。この記事は、3つの道と選び方を置きます。
代表的な3つの考え方
1:アンケートで聞く——言葉の道
- 状態を言葉で聞く形です。満足のアンケート、エンゲージメントのアンケート、ストレスチェックの類です
- 2つのリズムがあります——年に1度の長いもの(全体の絵)と月に1度の短いもの(3問から十問、変わりの線)です
- 短い頻繁のものが、変わりを早く捕まえることがあります
2:数を読む——痕跡の道
- 人の状態の痕跡を、すでにある数で読む形です——去りの率、休みの取り方、残業の行、連勤の長さ、シフト間の休息
- 数は嘘をつきませんが、数が語らないこともあります——「なぜ辞めたか」は、数にありません
- 数の線と、ほかの線を合わせて読む時に、絵が立ちます
3:声を聞く——物語の道
- 対話で聞く形です——去りの面談、1対1の面談、声の箱、現場の十分
- 声は、数にならない物語を運びます——「シフトの相談ができる人がいなかった」の1行は、どのアンケートの点数よりも重いことがあります
- ただし、声には偏りがあります——声の大きい人の物語が、全体の物語でないと限りません
あなたの会社の測定は、3つの道のどれを歩いていますか。
2つの会社の測定の物語
典型的な2つの会社を並べます(※特定の施設ではなく、典型的な状況をもとに整理した事例です)。
- 1の宿の人事——百問のアンケートを年に1度、外部の会社に頼みました。結果は分厚い冊子で届き、経営会議で1度開かれ、棚に置かれました。次の年、回答の率は下がりました——「出しても何も変わらない」の声が、休憩室にありました。測りは、応答を伴わない時に、次を殺す形です
- 別の宿の人事——5問の紙を、月に1度、休憩室の箱に入れました。3ヶ月のあと、箱の横に壁の紙を貼りました——「聞いた声・動かした行」。半年のあと、シフトの相談のルールが1つ変わりました。5問の紙は、今も続いています。小さい測りと、見える応答が、測りを守る形です
差は、測りの大きさでなく、応答の有無でした。あなたの会社の測定には、応答の行がありますか。
選び方——3つの基準
• 小さく始める——十問の1枚から。百問の冊子から始めない形です
• 組みで読む——数だけだと目がなく、声だけだと偏ります。2つの線を組みで読みます
• 測ったら応答する——聞いた声に、動かした行を返します。返せないものは、聞かない方がよいこともあります。あなたの3つの基準は、何ですか
公平性の線——3つの行
- 個人にしない——測りは、個人の評価や順位づけに使わない形です。全体と組(部署、勤続年)で読みます
- 皆に届くか——夜勤の人、休みの日しか来ない人、日本語の読みが難しい人にまで、紙と時間が届いていますか。届かない測りは、届いた人だけの絵です(GH・『Well-beingと生活支援・どこまで会社が関わるか』の領域)
- 現場にも返す——結果は経営だけの物でなく、現場にも返します。自分のチームの行が見えない時に、次の回答は細くなります
測定のわな——3つ
• 数の多すぎ——測る表が増えるほど、現場を見る時間が減ります。測定の達人が、現場を知らない形です
• 見せかけの測定——よい絵が出る項目だけ測ると、何も測らないのと同じです
• 評価への流用——測りが評価に流れた日、正直な回答は終わります。匿名の約束は、測りの土台です。あなたの会社の測定には、どのわなが近いですか
日常の業務の中で意識したいこと
3つの道から、1つだけ選んで、最初の1行を置いてください。
- アンケートなら——十問の1枚と、締切の日
- 数なら——去りの率と、連勤の長さの2つの行
- 声なら——次の去りの面談の5つの問い
測りは、大きな道具でなく、続く1行から始まります。あなたの会社の最初の1行は、どれですか。