Well-beingと組織全体の状態
1人の疲れは、個人のサインです。ただ、組織の全体に同じサインが出る時——それは、組織そのものの声の形です。この記事は、「全体」の読み方を置きます。
観察されるもの——全体のサイン
- 複数の部門で、同じサインが出る——笑いの減少、休みの取れなさ、ミスの増加
- 去りが連鎖する——1人の去りのあとに、もう1人の形です
- 会議の沈黙が、全社の形になる
- どの部門でも、同じ人が背負っている
- 「うちはこういうもの」が、口ぐせになる——諦めの言葉です
- 新人が定着しない——入口が、回転扉の形です
- クチコミに「スタッフが疲れている」の行が出る——状態が、外に漏れています
あなたの組織には、いくつのサインが出ていますか。
このサインが言っているかもしれないこと
- 組織文化の行——状態はもう個人の問題でなく、文化が状態を産む段階です
- 構造の行——人の薄さ、権限の集中、評価のずれ。構造は、状態を再生産します
- 経営の読みの行——経営が何をを守り、何を譲っているかが、組織の状態になります
- 大事な行はこれです——全体が動く時、個人への手当て(相談の窓口など)だけが答えでありません。動かすのは、構造と文化の行です
あなたの組織のサインは、個人の行ですか、全体の行ですか。
対話の問い
• 部門の長に——「あなたの部門の状態は、1年前と同じですか」。時間で読む形です
• 自分に(経営)——「私は何を守り、何を譲っていますか」。組織の状態は、経営の優先の鏡です
• 去った人に——「この組織で、1番心配な行は何ですか」。去る人の声は、全体の声のことがあります
あなたの組織では、どの問いが置けそうですか。
1つのステップ
- サインの地図を作ります——部門ごとに、出ているサインを1枚の紙に置きます。3つ以上の場所に出るサインは、組織の行です
- 構造を読みます——人の厚み、シフト、評価、権限。組織のサインの裏には、組織の構造があります
- 経営の動かせる行から——資源の行、自分の手本、祝う言葉
- 速さを求めない——全体の変更は、4半期の単位で動きます。4半期に1行で、十分です
- 読み直します——4半期のあと、地図は変わりましたか
あなたの組織の地図には、今何が載っていますか。
組織の声の物語
典型的な2つの組織を並べます(※宿泊現場の実情を踏まえたケーススタディです)。
- 1の宿のグループ(3つの拠点)——各拠点で、別々に同じサインが出ていました——新人の3ヶ月の去り、休みの取れなさ、会議の沈黙です。各支配人は「自分の拠点の人の問題」と読んでいました。本部が3つの拠点のサインを1枚の地図にした時、同じ絵が出ました。構造を読むと、原因は共通の評価の制度と、共通のシフトの枠でした。1つの構造の変更が、3つの拠点を動かしました。組織の声は、「各拠点」の壁の裏に隠れていたのです
- 別の宿(2十人)——社長が代替わりした半年のあとに、ベテランが3人去りました。新しい社長は「個別の事情」と読んでいました。ただし、去りの面談の声は、同じ向きに並んでいました——「前の社長の言葉と、今の社長の言葉が違う」。上の人の変わりは、組織の構造の変わりです。去りの連鎖は、偶然でなく組織の行でした
差は、サインを地図にして集めて読んだか、点で散らして読んだかです。あなたの組織のサインは、地図になっていますか。
経営にしか動かせない——3つの行
• 資源の行——お金と時間をどこに置くか。組織への1番正直な信号です
• 手本の行——社長の休み方、失敗の仕方、ありがとうの言い方。文化の教科書です
• 言葉の行——何を褒め、何を叱るか。組織の値を教えています
3つの行は、経営の手の中にあります。他の誰にも、動かせません。あなたの3つの行は、今何を教えていますか。
明日からの実践につなげるワンアクション
3つの部門で、同じ言葉を聞いてください。
- 「きつい」「どうせ」「うちはこういうもの」——同じ言葉が3つの場所で出たら、それは個人の声でなく、組織の声です
- 組織の声は、組織の行(構造と文化)でしか返せません
あなたの組織の声は、今日の廊下で聞けます。